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2019年3月15日 (金)

「日本神話」の真実

  「日本の歴史の真実」は隠蔽されている。「先進国」と称される国で、「日本」のように「古代史の真実」を朦朧とさせる国はないだろう。まるで実際に「存在」したかのように「ヤマタノオロチ」を登場させる。「フィクション」が現実化し、描かれた「神々の存在」を受容している。その真実について「日本人」は無言のままである。

 

ソウル市内の「国立中央博物館」で韓国の「檀君神話」 「日本の建国神話」 を比較考察する「学術会議」が開催されたとき、アジア史学会会長 「上田正昭氏」の論文が事前公開された。その際、「上田氏」「天孫が空から降りる韓国と日本の神話には類似性が多い」という記述に注目が集まったという。「日韓の神話」を比較研究してきた「上田氏」は、「日韓の天孫」「山頂に降臨」しており、「共通点」が多いと主張。「百済」「神の存在」が、「日本」で継続的に「命脈」を受け継いできたと指摘しているという。

「日本の建国神話」は、「韓国」「檀君神話」の影響を大きく受けており、この事実は「韓国」だけでなく「日本史学界」でも認められているという。「日本神話」は、主に「八世紀初め」に書かれた「記紀」の記述がもとになっている。この説は、『駕洛国記』による韓国の降臨地亀旨<kuji>『記紀』による降臨地「久志」の音がそっくりであることからも否定できないという。

 

「日本」にも「朝鮮」にも、「仏教」以前から「神道」が存在している。「神道」は、「朝鮮半島」「古代文化」を形成した「北方民族 (騎馬民族) 「シャーマニズム」に由来すると言われている。「北方民族」「シャーマニズム」「天孫降臨神話」をもっており、「天孫降臨神話」「日本」にも「朝鮮」にもあるということは、「北方」「騎馬民族」によって形成された「朝鮮文化」の流れに「日本」も乗っていることになる。「弥生時代」から急増した「朝鮮渡来人」が、「倭国」「神道」をもちこんだのはごく自然な流れだろう。

 

「梅原猛」「芸術新潮(2009)の大特集「古代出雲王朝」で次のように述べている。

 

日本書紀の記録や出雲で発見された古墳・遺跡・大社の社などから判断すれば、スサノオは朝鮮半島から出雲へ来たという説が正しい。スサノオがヤマタノオロチを切った刀は韓鋤の剣であることからしても、スサノオが韓国から来た神であると考えるのが最も自然であろう。スサノオに始まる出雲王朝には朝鮮の影が強く差している。」

 

さらに、「梅原猛」は、著書『葬られた王朝―古代出雲の謎を解く』で次のように述べている。

 

出雲王朝の創立者は韓国系と考える。その証拠に出雲王朝の遺跡から銅鐸が出てきた。銅鐸の起源は韓国の貴族が双馬馬車につけていた鈴だ。スサノオが韓国からきたとする説はますます有力になっている。新しい日韓関係を見せてくれる。韓国に注目しなければならない。古代日本にとって、韓国は文明国であったし、さまざまな文化を伝えてくれた。」と述べている。

 

 「出雲市」の斐伊川の上流に「鳥髪<とりかみ>」という所がある。市町村合併によりその地名なくなったが、「奥出雲」「鳥上小学校」「鳥上公民館」「上<かみ>「髪」の音から転用した語である。

 

AD四世紀」ごろスサノオ」は韓国の소머리<somoli> 牛頭」から奥出雲の「鳥髪(とりかみ)へ渡来し、「たたら流し」「リーダー」として名を成した人であるという。「スサノオ」「砂鉄」によって「草薙の剣」を作った「偉人」という伝説があり、「草薙の剣」「ヤマタノオロチ」の尾にあった剣のことである。

 

「記紀」の神話を書く際に、「フィクション」「モデル」にされたのは「スサノオ」であろうという説がある。『記紀』を書いたのは「渡来人(主として百済のエリート)であり、『記紀』が書かれるより300年前」の伝説の人 「スサノオ」も渡来人である。「スサノオ」は天から降りて来た「神様」ではなく、新羅の「ソモリ」から、「出雲の奥地」「砂鉄」が豊富にあることを知って「渡来した鉱夫」たちの「リーダー」であった。AD3世紀」ごろに「砂鉄から鉄」を作った話が、「永遠の昔」からあった話であるかのように、「神話化」されて『記紀』に書かれたと「金達寿」は述べている。

 

소머리<somoli> 牛頭」「鳥髪(とりかみ)は同じ言葉で、<so> 牛」<se> 鳥」に転訛し、머리<moli> 頭 髪」「鳥髪」「髪」と同じ言葉であるという。「スサノオ」が天から降りて来たという「神話」は、「朝鮮」「天孫降臨神話」を模した「フィクション」に過ぎない。「朝鮮由来」の歴史が「朦朧」と曖昧化されている。

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